コミュニティ紹介 〜NPO通信「みんなの広場」から〜
エントランスに花がある暮らし
コスモ大島ロイヤルフォルム管理組合(1995年竣工、100戸、全面委託管理)(NPO通信2002/4/20掲載)
エントランスに花があったら、マンションの趣は一味違ったものになるようです。
エントランスが花や緑でいきいきしている管理組合にお話を伺いました。
このアイディアが生まれたいきさつは?
全体の外観に比べると、エントランスがやや地味だったのです。
もう少し明るい感じにならないものかと、相談し、第5期の理事会が発案。
環境衛生担当理事さんを中心にスタートしました。
今期の理事会の中に、花がとても好きで、ガーデニングにも詳しい理事さんがいたのです。
しかも1Fに住んでいて、世話もしやすいからとその理事さんが鉢植えの世話をかって出てくれました。
日当たりや季節などを考えて、花を選び世話をしてくれています。
評判はいかがですか?
小学生が登校時に花の名前を聞いていったりするんですよ。興味を持ってくれているようです。
マンションに住む小さいお子さんもうれしそうで、お母さん方からお礼を言われたりしますよ。
居住者みんなで清掃デー いっしょに汗を流そうよ!
ライオンズガーデン富士見台管理組合(1982年竣工・62戸・全面委託管理)(NPO通信2002/6/20掲載)
年に1度居住者でマンションの清掃をしている管理組合をご紹介します。 きれいになるばかりでなく、もっといい事があるよと教えていただきました。
あらかじめ出欠をとります。
各自でぞうきんバケツなど用意して集合。
清掃するところは、外回りと共用廊下、階段、エントランスなどです。
共用廊下はフロアーごとにチーフを決めておき、出席者の担当も割り振っておきます。
1時間もあれば、およそ終了します。
手際よく分担して外廊下の掃除、おしゃべりもOK
参加者全員で建物チェック
「掃除しながら建物に傷みがないかよく見ておいて下さい」と指示が!
とりわけ子どもたちが楽しそう
お手伝いをして、大人たちにたくさん褒めてもらってうれしい気分
ぼくも手伝うよとはりきる。
お父さんは“じゃまされてる気分”ですか?
約1時間後それぞれの持ち場を終えて、エントランスに集まってくる。
ほっと一息。久しぶりに皆と顔を合わせる機会
その後はあらかじめ車を移動しておいた駐車場でみんなで軽食をとります。
駐車場にシートを敷いての懇親会、体を動かした後は特においしい。
話もはずみました。
約2時間で終わります。
納涼祭の目玉は、ヴァイオリン演奏
ライオンズガーデン富士見台管理組合(1982年竣工・62戸・全面委託管理)(NPO通信2002/9/20掲載)
真夏の夕べを子ども達と遊び、ヴァイオリン演奏を聴くという企画をご紹介します。
大人も子どもも楽しめて、グッドアイデアですね。
納涼祭の後にも話はずむ皆さんの顔が目に浮かぶようです。
納涼祭プログラム 午後5時から |
「次は私ね」スーパーボールすくいも大人気。
マンションを楽しい場所だと思ってくれますように。
今年初お目見えのコーナー。
うちわに絵を描いたり、折り紙を貼ったりしてオリジナルうちわの出来上がり〜
ヴァイオリン奏者をまねいて、ユリの木の下でミニコンサート。
夜風とともに生演奏を楽しむ、豊かなひとときでした。
ガボット、メヌエット(バッハ)、モルダウ(スメタナ)など
エントランスに桜が咲いた
サンハイツ石神井公園管理組合(築18年・75戸)(NPO通信2003/5/15掲載)
エントランスに桜が咲いたステキな春でした
私たちは、植栽の手入れを地域の植木屋さんに依頼しています。
その植木屋さんは仕事で近くまでくると、植栽の様子を見にマンションに立ち寄ってくれます。
おかげで、木々や草花がイキイキしています。
また、時折、季節の花で玄関を飾ってくれます。
この春はきれいな桜が、私たちの心まで元気にしてくれました。
顔が見える地元の業者さんの良さを実感しています。
エントランスを春一色にしてくれた桜
粋な花器は、植木屋さんの手作り。
「暮らしのハンドブック」作りました
グリーンコーポ大倉山管理組合(築23年・312戸)(NPO通信2004/1/15掲載)
−内容−
●日常生活のこと
・管理について
・ごみの出し方
●ルールを守ろう
・ペットについて
・共用部分について
・騒音・音に注意しましょう
●手続き各種
・引っ越し、駐車場使用など
●その他
・管理組合活動、町内会
・修繕履歴・緊急時は力を合わせて
・緊急連絡先
引っ越してきた方に、駐車違反の注意やゴミの出し方などの生活ルールを書いた「お知らせ」を渡してはいました。
しかし、A4サイズの紙一枚でしたので、「居住者の生活ルール集」のようなものが欲しいとずっと思っていました。
マンションNPOからサンプルを見せてもらう機会があり、これに沿って作ってみようかということになりました。
掲載する内容を決めて、およその原稿を渡し、編集と印刷はマンション NPOにお願いしました。
あれもこれもと思う心をぐっとこらえて、まずは最低限のことを入れました。
追加などの考えられるものについては、理事会で検討した上で、数年ごとに加筆修正をしていくことにしました。
カラーで仕上がってきた時は、うれしかったですね。
昨年の総会で全員に配布しました。
この第1版をベースにルールが育ち、根づいていくのを期待しています。
鯉の泳ぐ団地
なぎさニュータウン管理組合(築27年・7棟・1250戸)(NPO通信2004/5/15掲載)
なぎさニュータウンは旧江戸川に接し、対岸にディズニーランドを臨む、約4000人が住む団地である。
15年前から自主管理をしている。
住民の60%が加入する自治会は、季節の行事を大事にしている。春は花見、紙びな作り、納涼祭、暮れの餅つき…。
4月末には「紙兜、鯉のぼりの工作教室」が人気だ。
この日、大人は朝6時半から広場に相対する棟の屋上にワイヤー2本を渡し、 2群の鯉のぼりを上げる。子どもたちは大喜びし、工作教室の後にふるまわれるうどん、たこ焼きをほおばる。
もちろん子どもたちが作った鯉も樹間に張ったロープに下げて楽しむ。
人と人が知りあう機会は多ければ多いほどいい。季節感も一緒なら、なおさらだ。
マンションを緑のカーテンで涼しく
ザ・ステイツ平和台管理組合(築2年・52戸)(NPO通信2004/7/15掲載)
分譲時のテーマが、「熱を遮断し、風を通し、緑の力で涼しくすごせるマンション」だった。
1年目、販売会社のサポートもあって、バルコニーに布製のサンシェードをつけ、熱を遮断する手法が広がりはじめた。
また、バルコニーにネットをつってゴーヤを這わせ、見事に緑のカーテンにしたお宅が出現。
「涼しいらしいね〜」「方法を教えて」と、植物についての話題が飛び交うようになった。
緑のカーテンのすきまから心地よい風がそよぐ
寄せ植えの講習会を開いて、楽しむこともある。
2年目になる今年の夏は、約6割のお宅のバルコニーが緑のカーテンで彩られている。
「緑の育て方や涼しく快適にすごす工夫など、私たち、どんどん進化しているんですよ」の声。
なんだかすごく楽しそうだ。
勉強会がきっかけで花火大会を開きました
玉川台スカイマンション管理組合(築32年・59戸)(NPO通信2004/9/15掲載)
花火大会にも一役買った理事会の勉強会
昨年、マンションNPOの支援を受け、分譲時からさわっていなかった管理規約の見直しを行いました。
専門家の提案とアドバイスを受けながら、自分たちの実態にも合わせようと、一緒に打ち合せること7回、約1年という期間を要しました(現在は引き続き細則の見直しを行っています)。
その後、すっかり顔なじみになったマンションNPOの小塚さんに講師をお願いして「マンションとは?理事会の仕事とは?」をテーマに勉強会をしました。
花火打ち上げ終了後、来年もやろうねと口々に
この勉強会で「人と人が知りあう機会が大切だよね」「どんなイベントならできるだろうか」という話題になり、「屋上でみんなで花火大会を見ては?」と声が上がりました。
初めての試みでしたが、思いきって企画した花火大会の日。 23世帯、約60人が参加。顔見知りが増えた楽しい夜になりました。
交流会でパワーをもらいました
ヒルズ光ケ丘公園管理組合(NPO通信2004/11/15掲載)
それぞれの広報の方法やヒントを話し合いました
マンションの理事をして2年目になって、マンションのルールなどをなんとかうまく住民の皆さんにお知らせしたいなと思いはじめていました。
ちょうど、マンションフォーラム開催を知り、広報についての話し合いもするというので、早速、申込みをしました。
参加して、まずびっくりしたのは、広報紙を発行したことのある管理組合の方が多いことでした。長い方は16年もの間、広報紙を出し続けているとか。マンション内の雰囲気もよいとのお話でした。
また、広報紙を発行するようになって、マンションの人に声をかけられることが多くなったとの報告も。皆さんが作っている実際の広報紙を見ながら、話を聞くのはとても参考になりました。
「せっかく出しているのに、何の反応もないのが残念!」という方に、「1、2年で効果はでないもの、もう少し続けてみようよ」と、経験者から重みのある助言がなされたりしました。
皆さんそれぞれがんばっているのですね。私も、他の理事さんに相談して、広報紙にトライしてみようと思いました。
気軽にできるイベント、住民のつどい
ライオンズガーデン千歳船橋管理組合(築8年・30戸)(NPO通信2005/1/15掲載)
小雨のためエントランスで行われた住民のつどいは、のっぺ汁担当シェフのお話でスタート
12月中旬に管理組合は、恒例の住民のつどいを開催しました。
これは、防災訓練を行った後に皆でおいしいものを食べようという気軽な集まりです。
当日はあいにく冷たい雨でしたが、約半数が参加。12時にロビーに集合し、自転車置き場で消火器の実地訓練と地下室の貯水槽を見学しました(30分程度)。
「もっとちょうだい」 子どもたちにも大好評
その後、お箸とお椀を持って再度集合です。
いよいよ実行委員会が準備した待望の具だくさん“のっぺ汁”の登場。
ふうふうと飲み、「あったまるね〜」「どうやって作ったの?」と話がはずみました。
しめにはビンゴ大会で盛り上がりました。
1年に一度、こんなふうに顔を合わせるのもいいものです。
笑みがこぼれるおしるこ大会
マークス亀戸自治会(築7年・209戸)(NPO通信2005/3/25掲載)
幸せ気分のおしるこ大会
マークス亀戸自治会が行う行事の中で一番人気があるのが、1月恒例の『おしるこ&ビンゴ大会』です。
集会室に集まってくる皆さんの顔は、すでにほころんでいました。 久しぶりに逢って話に花を咲かせる人もいます。
入居したばかりで初めて参加するという赤ちゃん連れのお母さんも楽しそう。
美味しいものは、誰をも幸せ気分にするようです。
大活躍の自治会女性陣
それを支えるのが、自治会役員の女性陣。おそろいのバンダナとエプロンで、てきぱきと動きます。
「もう手順ができているから、ちっとも大変じゃありませんよ」。
あちこちからのおいしい、おいしいという歓声に目を細めていました。
行事を成功させる秘訣の一つは、企画する側が楽しむことなのかもしれませんね。